iPhoneアプリの作り方を生成AIに聞いてみた

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「こんなアプリがあったら便利なのに…」そう思ったことはありませんか?日常生活のちょっとした不満や、自分の趣味をもっと楽しくするためのアイデア。多くの人がそんな「アプリの種」を心の中に持っているはずです。しかし、そのアイデアを形にするには「プログラミング」という大きな壁が立ちはだかり、ほとんどの人が諦めてしまうのが現実でした。

ところが最近、その状況が大きく変わりつつあります。話題の「生成AI」の登場です。文章や画像を作ってくれるAIに、もし「iPhoneアプリの作り方を教えて」と聞いたら、一体どんな答えが返ってくるのでしょうか?そして、それは本当に私たちの助けになるのでしょうか。今回は、生成AIの回答を元に、誰もがアプリ開発者になれる可能性を探ってみたいと思います。

生成AIに聞いた!アプリ開発の大きな流れ

早速、いくつかの生成AIに「プログラミング初心者でもわかるようにiPhoneアプリの作り方を教えて」と尋ねてみました。すると、各AIは非常に整理された、まるで教科書のようなステップを提示してくれました。その内容は、大まかに以下の通りです。

  1. アイデアを固める:どんな問題を解決する、誰のためのアプリなのかを明確にする。
  2. 設計する:アプリの画面構成や機能の流れを考える(ワイヤーフレームやモックアップの作成)。
  3. 開発環境を整える:Macパソコンと、Appleが提供する「Xcode」という無料ソフトを準備する。
  4. プログラミング(開発):「Swift」というプログラミング言語を使って、設計図通りにアプリを組み立てる。
  5. テストする:自分のiPhoneやシミュレーターで、想定通りに動くか、不具合がないかを確認する。
  6. リリースする:Apple Developer Programに登録(有料)し、App Storeで公開するための申請を行う。

どうでしょうか。「やっぱり専門的で難しそう…」と感じたかもしれません。特に「プログラミング」という言葉に拒否反応を示してしまう方も多いでしょう。しかし、生成AIは希望の光となる選択肢も同時に示してくれました。それが、次のテーマです。

プログラミング不要?「ノーコード」という近道

生成AIとの対話で非常に興味深かったのは、多くのAIが「プログラミングが難しいなら、ノーコードツールを試してみては?」と提案してくれたことです。

「ノーコード」とは、その名の通り、プログラムのコードを一行も書かずにアプリを開発できるサービスのこと。まるでパワーポイントでスライドを作るように、画面にボタンやテキストボックスなどの部品をドラッグ&ドロップで配置し、「このボタンが押されたら、この画面に移動する」といったルールを設定していくだけで、アプリが作れてしまうのです。

これは、アプリ開発の民主化とも言える大きな変革です。これまでプログラミングという専門スキルを持つ人しか立ち入れなかった領域に、アイデアさえあれば誰でも挑戦できる道が開かれました。もちろん、ノーコードツールにも限界はあります。非常に複雑な処理や、ゲームのような特殊なアプリを作るのは難しい場合が多いです。しかし、「お店のスタンプカードアプリ」や「個人のタスク管理アプリ」、「趣味の記録アプリ」といった、多くの人が思い描くようなアイデアの多くは、ノーコードで実現可能です。まずは自分のアイデアがノーコードで実現可能か調べてみるのは、非常に価値のある一歩と言えるでしょう。

生成AIはあなたの「開発パートナー」になる

では、本格的にプログラミングを学んで、もっと自由なアプリ開発をしたい場合はどうでしょうか。ここでも生成AIは、かつてないほど強力な「学習パートナー」になってくれます。

以前は、プログラミング学習でエラーが出ると、その意味不明なエラーメッセージを片手に、ネットの海を何時間もさまよう…というのが当たり前でした。これが挫折の大きな原因だったのです。しかし今は違います。生成AIに「このエラーはどういう意味?どうすれば直る?」と直接聞けば、まるで家庭教師のように丁寧に解説してくれます。

それだけではありません。「ユーザーがログインするための画面を作りたいんだけど、Swiftでコードを書いて」とお願いすれば、サンプルコードを瞬時に生成してくれます。それを自分のプログラムに貼り付け、少し手直しするだけで機能が完成してしまうのです。もちろん、AIが生成したコードが常に完璧とは限りませんが、ゼロから書くのに比べて、学習時間と開発時間は劇的に短縮されます。24時間365日、いつでも質問に答えてくれる最高の相棒がすぐそばにいる。そんな環境でプログラミングを学べる時代になったのです。

アイデアを形にするために、まず何をすべきか?

生成AIの力を借りれば、アプリ開発のハードルが格段に下がることが見えてきました。では、あなたが「自分のアプリを作りたい」と思ったら、まず何から始めるべきでしょうか。

答えは「パソコンを開くこと」ではありません。まずは「紙とペンを用意すること」です。

あなたのアプリは、「誰の」「どんな悩み」を解決するものですか?その悩みを解決するために、最低限必要な機能は何でしょうか?いきなり多機能で完璧なアプリを目指す必要はありません。たった一つでも、誰かの「不便」を「便利」に変えられる中核機能に絞り込みましょう。それを紙に書き出し、簡単な画面のスケッチを描いてみるのです。

そのシンプルな設計図ができたら、生成AIに相談してみましょう。「こんなアプリを作りたいんだけど、ノーコードツールとプログラミング、どっちが向いてるかな?」あるいは「このアプリの最初のステップとして、何から作ればいい?」と。AIは、あなたのアイデアを形にするための具体的な道筋を示してくれるはずです。

生成AIの登場によって、アプリ開発は一部の専門家のものではなくなりました。あなたの頭の中にある「あったらいいな」は、もはや夢物語ではありません。小さな一歩を踏み出して、世界に一つだけの便利なアプリを、あなた自身の手で生み出してみませんか?

※ 本稿は、様々な生成AIに各テーマについて尋ねた内容を編集・考察したものです。
AIインサイト編集部

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