結婚式1回あたりの平均費用・ご祝儀総額・自己負担額の推移(2012〜2024年)
日本の結婚式費用は、「挙式・披露宴・ウエディングパーティ総額」と「ご祝儀総額」「カップルの自己負担額」の3つで見ると実態が分かりやすくなります。ここでは、リクルート(ゼクシィ・ブライダル総研)等の公開データをもとに、2010年代以降のおおまかな推移を整理しました。コロナ禍を挟んだ費用総額の落ち込みと、その後の回復、自己負担額のじわじわした増加傾向が見えてきます。

| 年度(実施年ベース) | 挙式・披露宴・パーティ総額 平均 | ご祝儀総額 平均 | カップル自己負担額 平均 | 備考・トピック |
| 注記 | 単位はいずれも「万円」。ゼクシィ「結婚トレンド調査」等の公表値から、費用総額・自己負担額が明示されている年を中心に、整合する範囲でご祝儀総額を整理(「概算」は計算上の近似値)。 | |||
| 2006年頃 | 約303.1(参考値) | 約220前後(推計) | 約80〜90前後(推計) | 2006年調査で総額303.1万円。以降、2010年代前半にかけて上昇基調。(recruit.co.jp) |
| 2010年頃 | 約325〜330(推計) | 約220〜225(推計) | 約100〜110(推計) | 2012年調査コメントより、06→12年で約40万円増加とされるため、その中間水準を概算。(recruit.co.jp) |
| 2012年 | 343.8 | 226.3 | 約117.5前後(概算) | 「ゼクシィ結婚トレンド調査2012」。自己負担は総額−ご祝儀−親援助で算出されるため、ここでは総額−ご祝儀の単純差として参考値を記載。(recruit.co.jp) |
| 2014年頃 | 約350前後(推計) | 約225前後(推計) | 約125前後(推計) | 2015年時点の水準(352.7万円)と06〜12年の上昇幅から見た中間的な推計値。 |
| 2015年 | 352.7 | 227.1 | 142.7 | 「ゼクシィ結婚トレンド調査2015」。自己負担額は調査内で明示。(prtimes.jp) |
| 2018年 | 357.5 | 約214.7前後(概算) | 142.8 | ブライダル総研データ(東京スター銀行記事に引用)。総額357.5万円・自己負担142.8万円より、ご祝儀+親援助の合計は約214.7万円と逆算される。(tokyostarbank.co.jp) |
| 2019年 | 354.9 | 224.3 | 149.5 | 「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」。総額・ご祝儀・自己負担がセットで公表。(prtimes.jp) |
| 2020年 | 362.3 | 約207.7前後(概算) | 154.6 | コロナ禍初期。「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」で総額362.3万円。自己負担154.6万円はブライダル総研データ(東京スター銀行記事に引用)。総額−自己負担=ご祝儀+親援助で約207.7万円。(prtimes.jp) |
| 2021年 | 292.3 | 約148.6前後(概算) | 143.7 | コロナ禍で招待客数・総額が大きく減少。ブライダル総研データより総額・自己負担を引用。ご祝儀+親援助は単純差で約148.6万円。(tokyostarbank.co.jp) |
| 2022年 | 303.8 | 約156.5前後(概算) | 147.3 | 「小〜中規模」回復期。ブライダル総研データより。ご祝儀+親援助は単純差で約156.5万円。(tokyostarbank.co.jp) |
| 2023年 | 327.1 | 205.6 | 153.7 | ゼクシィ結婚トレンド調査2023をもとにした金融機関記事より。コロナ前水準に接近しつつ、自己負担は150万円台に。(tokyostarbank.co.jp) |
| 2024年(調査年度:2023年度実施分) | 343.9 | 約182.6前後(概算) | 161.3 | 「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」より費用総額343.9万円(2022年度比+16.8万円)、別データで自己負担161.3万円。ご祝儀+親援助の合計は約182.6万円と逆算。(recruit.co.jp) |
【出典元情報】
– 株式会社リクルート/ゼクシィ「ゼクシィ結婚トレンド調査2012・2015・2019・2020・2024」プレスリリースおよびニュースリリース(prtimes.jp)
– リクルートブライダル総研データを引用した各種解説記事(東京スター銀行「結婚式にかかる費用と内訳を知ろう!」ほか)(tokyostarbank.co.jp)
【表の読み方・全体傾向(要約)】
– 費用総額:2000年代後半〜2010年代前半にかけて上昇し、2010年代は概ね「340〜360万円」前後で高止まり。2020年に362.3万円で一度ピークのあと、コロナ禍で2021年には292.3万円まで落ち込み、その後は回復し2024年には343.9万円まで戻る(recruit.co.jp)。
– ご祝儀総額:公表年は限られるが、おおむね「200〜230万円」のレンジで推移。総額に比べると変動は緩やか。近年は招待客人数の減少影響でやや抑制傾向(prtimes.jp)。
– 自己負担額:2010年代前半は120〜140万円台、2015年142.7万円、2019年149.5万円、2020年154.6万円と長期的にじわじわ増加。コロナ禍でも大きくは下がらず、2024年は161.3万円(prtimes.jp)。
– 構造的な特徴:費用総額が340〜360万円の時期に、ご祝儀総額は200万円強、自己負担は150万円前後というバランスが多い=ご祝儀だけでは全額は賄えず、最終的に150万円前後を自己資金で準備するのが平均像。
※ 実際の結婚式費用は、地域・会場タイプ・招待客数・日取り・演出内容などにより大きく変動します。本表はあくまで全国平均・推計値ベースの整理であり、個々のケースを保証するものではありません。























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