サブスクアプリに月いくら払っている?日本の利用実態と金額分布【最新調査まとめ】
動画・音楽・ゲーム・クラウドストレージなど、スマホの「サブスクアプリ」は生活インフラの一部になりつつあります。一方で、「毎月いくら払っているのか、実は把握していない」という声も少なくありません。
本稿では、日本国内の複数の調査結果をもとに、「サブスクアプリ(おもにデジタル系サブスク)に月いくら払っている人がどれくらいいるのか」を、一般の方にも分かりやすい金額帯ごとの分布として整理しました。

| 項目 | データ | 備考 |
| 1. 金額帯別の構成比(主に個人のサブスク利用者ベース) | — | — |
| 0円(契約なし) | 約50%前後 | サブスク利用経験者は全体の約36〜50%とする調査が多く、「利用していない」層もまだ半数前後存在。prtimes.jp |
| 〜1,000円未満 | 約15% | サブスク利用者のうち「月3,000円未満」が約75%、「1,000〜3,000円未満」が最多(約31%)という調査から推計。残りの「3,000円未満」層の約半分程度が「〜1,000円」と仮定。fpcafe.jp |
| 1,000〜3,000円未満 | 約30% | 「サブスク1か月あたりの利用料金は『1,000円以上3,000円未満』が31.4%で最多」とする調査結果を採用。fpcafe.jp |
| 3,000〜5,000円未満 | 約15% | 「月3,000円未満が約75%」という結果から、残り25%のうち「1万円以上」が約5%弱との結果を踏まえ、3,000〜5,000円帯を約15%と推計。fpcafe.jp |
| 5,000〜10,000円未満 | 約7〜8% | サブスク利用者のうち「5,000円以上」が約10%との調査から、「1万円以上」4〜5%を差し引いた残差として推計。monitas.co.jp |
| 10,000円以上 | 約4〜5% | 「サブスクを月1万円以上利用している層も全体の4.7%存在」という結果をそのまま採用。fpcafe.jp |
| 注記 | 上記は「サブスク利用者(主にデジタル系サービス)」における分布を、日本の複数調査結果から再整理した推計です。各調査で対象や設問が異なるため、厳密な単一調査の値ではなく「代表的な水準」を示します。 | |
| 2. 年代別のサブスク支出感(参考) | — | — |
| 20代全般 | 約1,200〜1,500円/月 | 20代の「サブスクサービスにお金をかけている人」の平均額が1,468円という調査結果。動画・音楽配信が中心。prtimes.jp |
| 20〜30代独身・有職者 | 約1,200〜2,600円/月 | 全体平均1,256円(利用者に限ると2,659円)という調査。自由裁量所得に占める割合は約2.4〜4.3%。monitas.co.jp |
| サブスク経験者全体 | 月額3,000円未満が多数 | 利用サービス数は平均2.3個、月額費用は「3,000円未満」が最多。prtimes.jp |
| 3. 調査結果から読み取れるポイント | — | — |
| 「低額多数」型が主流 | 1,000〜3,000円未満の層が最も多く、全体の3割強。「3,000円未満」で見ると7〜8割を占める。日常的な動画・音楽・電子書籍などを1〜3本組み合わせた水準。 | fpcafe.jp |
| 「高額少数」だが無視できない層 | 月1万円以上払っている人も約5%存在。複数の動画・音楽・ゲーム・クラウド・ビジネス系ツールなどを重ねると到達しやすい水準。 | fpcafe.jp |
| 利用者は平均2〜3サービス | サブスクの利用サービス数は平均2.3個。「1個」「2個」で全体の6割強。必要最小限のサブスクを組み合わせる人が多数派。 | fpcafe.jp |
| 解約を意識する人も多い | サブスクの解約検討経験は約7割。「節約のため」「料金・コスト」が主な理由。固定費見直しの対象として強く意識されている。 | fpcafe.jp |
【出典元情報】
1. マイボイスコム株式会社「サブスクリプションサービスに関する調査」(2025年2月公表)prtimes.jp
2. ナイル株式会社 Appliv「サブスク利用実態調査」(2024年3月公表、Mocha記事)fpcafe.jp
3. SMBCコンシューマーファイナンス「20代の金銭感覚についての意識調査2022」prtimes.jp
4. 株式会社モニタス「サブスク利用と支出に関する調査」monitas.co.jp
5. アスマーク「サブスクリプションサービスに関するアンケート調査」productzine.jp
総じて日本のサブスク支出は「低額多数・高額少数」の分布が明確です。まずは現在の契約と月額合計を棚卸しし、「使っていない/頻度が低い」ものから整理するのが固定費最適化の近道です。必要なサービスは1〜3本程度に絞り、値上げや年額割引、ファミリープランの有無を定期的に点検することで、満足度を下げずに支出のブレを抑えられます。






















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