名車の比較(90年代国産スポーツ4台):GT-R(R32)/スープラ(A80)/RX-7(FD3S)/NSX(NA1)
「名車」と呼ばれるクルマは、単に速いだけでなく“設計思想の違い”が魅力です。本稿では、一般にも人気が高い90年代の国産スポーツ4台を取り上げ、まずは数字(最高出力・車重・駆動方式など)で俯瞰できるよう、スマホでも見やすい比較表に整理しました。
(同じ280psでも、車重や駆動方式の違いでキャラクターが大きく変わるのがポイントです。)

| 車名(型式) | 発売当時の代表年式(出典) | エンジン/過給 | 駆動 | 最高出力 | 車両重量 | 特徴(ひと言) |
| 日産 スカイライン GT-R(BNR32) | 1989 | 2.6L 直6 ツインターボ(RB26DETT) | 4WD(ATTESA E-TS) | 280ps 6,800rpm | 1,430kg | “曲がって速い”を4WD制御で実現 |
| トヨタ スープラ(JZA80 / RZ) | 1994(RZ) | 3.0L 直6 ツインターボ(2JZ-GTE) | FR | 280ps 5,600rpm | 1,510kg | 直6ターボの伸びと高い耐久性が武器 |
| マツダ RX-7(FD3S / スピリットR Type A) | 2002 | 1.3L ロータリー ツインターボ(13B-REW) | FR | 280ps | 1,270kg | 軽さとロータリーの鋭さで“人馬一体” |
| ホンダ NSX(NA1) | 1990 | 3.0L V6 NA(C30A) | MR | 280ps 7,300rpm | 1,350kg(5MT) | 高回転NA×ミッドシップのバランス型 |
見方のヒント(超要点)
・同じ280psでも、車重が軽いほど加速・旋回の“体感”が鋭くなりがち(例:FD3Sは車重が軽い)。
・駆動方式で性格が分かれる:4WD(R32)は路面対応力、FR(スープラ/RX-7)は操る楽しさ、MR(NSX)は運動性能のバランスが持ち味。
出典元情報
・日産:NISSAN HERITAGE COLLECTION「スカイライン GT-R(BNR32)車両詳細」 (nissan.co.jp)
・トヨタ:トヨタ認定中古車カタログ「スープラ(1994年8月~1995年5月)RZ スペック」 (toyota.jp)
・Cars Japan:「RX-7(GF-FD3S)スピリットR・タイプA」エンジンスペック/車両重量(計算式含む) (cars-japan.net)
・Honda公式:Factbook/プレスインフォメーション「NSX 1990.09 主要諸元」 (honda.co.jp)
説明、解説等
4台はいずれも“280ps”という同じ看板を掲げながら、車重・駆動方式・エンジンの成り立ちが異なるため、走りのキャラクターも大きく変わります。R32は電子制御4WDで「速く走れる範囲」を広げ、スープラは直6ツインターボの厚いトルクと耐久性で長く支持されました。RX-7は軽量FRとロータリー特有の鋭いレスポンスが魅力で、NSXは高回転NAとミッドシップのバランスで“総合力”を追求した一台です。数字を起点にしつつ、実際のフィーリングは「重量配分」「ターボ/NAの立ち上がり」「駆動方式の限界の出方」で体感が変わる点も含めて比較すると、各車の思想がより立体的に見えてきます。























